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活用事例

情報科 阿部 栄智 さん商業科 榑沼 徹 さん

長野市立長野高等学校

IC3(アイシースリー)やMOS試験は、進学や就職時の武器
資格取得で身についたスキルを実践に活かす、将来を意識した学習体系

【取材ご協力】情報科/阿部 栄智さん、商業科/榑沼 徹さん
活用事例の詳細インタビュー(PDFファイル 423KB)

長野市立長野高等学校
学校全体

県下唯一の市立高校として、現在は男女合わせて約500人の生徒数を有する長野市立長野高等学校。
2008年度より、男女共学の長野市立長野高等学校(総合学科)として学科改編・学校名が刷新された同校では、学校内で受験できる環境が整備されており、IC3(アイシースリー)やマイクロソフト オフィス スペシャリスト(以下、MOS試験)※に取り組んでいます。これらの資格試験が導入された経緯や取得後の学生の意識の変化などについて、情報科教諭 阿部 栄智さんと商業科教諭 榑沼 徹さんにうかがいました。

学校で資格が導入された経緯を教えてください。

当校は2008年度より、これまでの女子校から男女共学の長野市立長野高等学校という名称の新しい高校としてスタートしました。資格試験は、以前の女子校だった2006年から、さまざまな検定や資格取得に取り組んでいましたが、学習が深まるにつれ、より高度な資格を目指す生徒が現れはじめました。そこで、コンピュータの操作から情報関連の知識まで幅広く学習できるIC3(アイシースリー)を授業や部活動に導入。さらにその後、生徒たちが地域に住む方々にコンピュータの操作方法を教える『パソコン講習会』を実施することとなり、その際に「総合的な学習の時間」のなかでMOS試験のWordとExcelにも取り組むことになりました。

授業での資格の取り組み状況をお聞かせください。


IC3の学習内容を実践体験

IC3は、2年生の選択科目「情報リテラシー」(商業教科の学校設定科目)で、MOS試験は2年生と3年生共修の選択科目「アプリケーション実習」(商業教科の学校設定科目)と3年生の選択科目「情報実習」(情報科目)の授業内で資格取得を一つの目標としています。
「情報リテラシー」では、コンピュータの操作方法や情報に関する知識を中心とした座学50%、実習50%の割合で授業を進め、IC3の受験は必須です。授業では、コンピュータのシステム設定やオペレーティングシステムの働き、周辺機器との接続やプログラムの登録などの実習を交えながらIC3の取得を目指しています。

資格取得後の効果について教えていただけますか。

IC3で学習を深めた生徒は、パソコンを自分で組み立てたり、既存のコンピュータの性能を高めることができるようになるなど、知識と実践の両面からスキルを習得しています。
また、IC3やMOS試験を受験する生徒の多くは、経営、経済、経営情報学科などのある大学への進学や事務職への就職を希望しています。本校では推薦入試で大学を目指す生徒も多いため、これらの資格は大きな武器になっています。さらに、これらの資格取得で力をつけた生徒は、その他の資格取得も目指すようになるなど、学習意欲の向上にもつながるといった相乗効果も大きいと感じています。

※掲載内容は2012年1月取材時のものです。

※マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS試験)
Microsoft Office製品(ExcelやWord、PowerPoint等)の利用スキルを客観的に証明するマイクロソフト主催の資格。
試験は約200の国と地域で実施されており、合格認定証は世界共通。資格取得のための学習と受験を通じて社会人に必須のスキルが身につくため、ビジネスに有用なパソコン資格として幅広い層に支持されています。

【学校情報】

長野市立長野高等学校
所在地:長野県長野市大字徳間1133番地
学生数:489人 (2011年5月現在)

1919年(大正8年)に市立長野実科高等女学校として開校。その後、数度の合併と名称変更を経て、1963年(昭和43年)に市立第二高等学校と統合し、普通科と被服科を併設する長野市立皐月高等学校となる。2008年度(平成20年度)より長野市立長野高等学校(総合学科)として学科改編され、第一期生が入学。これまでの女子校から、男女共学の新しい高校がスタートした。県下唯一の市立高校で、489人(男子180人、女子309人)が新校舎にて諸活動に励んでいる。2011年(平成23年)3月、第一期生が卒業。国公立大学をはじめ90%以上の生徒が進学している。

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