IC3 グローバルスタンダード5(GS5)合格認定証(紙)の発行および郵送終了のお知らせ

高専連携 取り組み報告

1学期のまとめ

概要

学習科目 コンピューティング ファンダメンタルズ
(ハードウェアの基礎知識・ソフトウェアの基礎知識・OSの基礎知識と操作・トラブルシューティングなど)
授業時間 合計 18時間(2時間×9週)
直前セミナー 7月14日(土)10:00~15:00 日本工学院専門学校
主な内容 :
模擬問題の解答と解説(FOM出版「IC3模擬問題集」)、IC3デモ試験

※ IC3 2005スタンダードの試験終了に伴い、IC3ベンチマークは販売を終了しました。

取組みの感想

朋優学院高等学校 地村先生

本校がIC3に取り組んで2年目となる今年は、選択教科の授業にIC3を取り入れました。教材は、日経BPソフトプレス「完全攻略IC3テキスト」を利用し、授業はパワーポイントのスライドを使って重要な用語を中心に行いました。また問題演習はeラーニングを取り入れ「IC3ベンチマーク」で行いました。さらに日本工学院専門学校にご協力いただき、受験前に弱点補強の講習を開いていただきました。
日経BPのテキストは、内容もわかりやすく、自学自習用の教材としても適当な教材だと思います。そして何よりも、eラーニングで受験形式にそった演習が可能になったこともうれしいことです。
1学期終了後に受験した「コンピューティング ファンダメンタルズ」は、IC3の3つの分野のうち生徒が最も苦手とする分野で、合格率はもう一歩といったところでした。しかし、内容は、合格ラインに対し、昨年の平均点は656点、今年度は738点と確実に合格ラインに近くなったことを実感しました。もう一歩のところで合格を逃した生徒は、問題演習の量が不足していたことにあったと思われます。
2学期は、IC3ベンチマークの問題数の不足をFOM出版「IC3模擬問題集」で補っていこうと考えています。最後にIC3への要望ですが、本校のほとんどの生徒が4年制大学への進学を希望している現状を考えると、IC3がAO入試や推薦入試に優位になる資格であれば、今後ますますこの試験が普通科の高校生に認知されていくと確信します。

生徒の声

1.IC3(コンピューティング ファンダメンタルズ)を学習しての感想

  • ・ 以前からパソコンに興味があったので授業を選択したが、細かな知識を覚えるのは大変だった。でも受験をするからには受かりたいと思います。
  • ・ すごく難しく感じました。でも、いろいろ勉強していくうちに「知る」ことが、楽しく感じられるようになりました。
  • ・ パソコンの内部構造の話は理解しにくいので勉強が大変だった。
  • ・ IC3は少し難しめの試験だったがパソコンが好きなので学べて楽しかった。

2.eラーニング学習の感想(普段の授業との違いについて)

  • ・ 楽しかった。普通の授業は教室で黒板の内容を書き写したりするが、この授業はパワーポイントのスライドやeラーニングで勉強が進むのでこのようなやり方もいいなと思った。
  • ・ 普通の授業と全く違っていて面白くて楽しかったです。
  • ・ eラーニングは、試験の実戦形式で問題を解けるのでやっていて楽しいし、本番対策にもなるので2学期も続けてほしい。
  • ・ 本当の試験みたいで、本番にあせらずに答えられたと思う。

3.2学期の目標

  • ・ リビング オンラインを一度で受かるように頑張る
  • ・ 今回のコンピューティング ファンダメンタルズはだめだったので、もう一度挑戦して必ず合格したいです。
  • ・ 今回の試験は合格すれすれだったので、リビング オンラインの試験には充分に余裕をもって合格したいと思います。

日本工学院専門学校 佐藤先生

IC3のeラーニングには、繰り返し解答できる「メンター」と、解答権が1回のみで模擬試験として利用できる「ベンチマーク」の2種類のコンテンツがあります。1学期は、「ベンチマーク」で模擬試験を行い、その結果から直前セミナーの内容を組み立てる予定でしたが、都合により学生がベンチマークを利用する前に受験することになりました。
そこで、直前セミナーでは、模擬問題演習とその解説を中心に、試験対策として1学期の学習内容の総括を行い、またデモ試験を行って実践にも慣れることができるようにしました。
1学期は、管理者のレポート機能が活用しきれなかったため、2学期はどう活用してゆくかという点が課題になります。特に、学習履歴が随時更新される「メンター」のレポートについては、授業見学なども含め、高校の授業とのより密接な連携を図りつつ、フィードバックの方法を検討してゆきたいと思います。

高専連携にもどる